📘「ボリンジャーバンドって、結局どう使えば勝てるの?」


ボリンジャーバンドって、バンドに触れたら買えばいいんでしょ?



ふぉっふぉ、それが“落とし穴”なんじゃよ。正しい場面で使わんと、逆に損をすることも多いんじゃ
ボリンジャーバンドは、相場の“ゆらぎ”を見えるようにする便利な指標。
でも実は、多くの人が間違ったタイミングで使って失敗しています。
この記事では、プロが実践しているボリンジャーバンドのトレード手法と初心者がつまずきやすい注意点を、やさしく丁寧に解説します。


- ボリンジャーバンドの基本的な考え方がわかるようになる
- ボリンジャーバンドの実践的なトレード手法が理解できる
🥬 ボリンジャーバンドとは?基本の仕組みを理解しよう



かぶじぃ〜、ボリンジャーバンドってたくさんの線があるけど、どう見ればいいの?



うむ。それはのう、“価格のゆらぎ”として見るようにする、これがコツなんじゃ。
✅ボリンジャーバンドは“価格のゆらぎ”を見えるようにする指標
ボリンジャーバンドは、チャートに表示される3本の線で表示されることが多いです。
真ん中の線は20日間移動平行線(ミドルライン)、そしてその上下にある2本の線が「+2σ」と「−2σ」です。
この上下の線の間には、過去の価格の約95%が収まるとされています。
つまり、+2σより上や−2σより下に価格が“飛び出した”ときは、「トレンドが発生したかも?」と考えられるわけです。
✅反発ポイントやトレンドのヒントになるから重要
ボリンジャーバンドはただの“線”ではありません。 相場が今どれくらい元気なのか、疲れてるのかを教えてくれる“体温計”のような存在です。
- スクイーズ:バンドがキュッと縮んでいたら、相場が落ち着いている証拠(この後動き出すかも!)
- エクスパンション:バンドがビヨ〜ンと広がっていたら、今まさに激しく動いている証拠
さらに、+2σや−2σに価格が近づいたとき、「反発するのか」「突き抜けてトレンドが出るのか」
このポイントを読み取ることで、売買の判断材料になります。


実際のチャートでよくあるのが「−2σにタッチして反発するパターン」です。
このときにローソク足が長い下ヒゲをつけて戻ってきたら、「買い」のサインになることがあります。
逆に、+2σに沿って価格が上昇し続ける「バンドウォーク」という動きもあります。 これは強い上昇トレンドのサインで、順張り(流れに乗る)戦略に向いています。
こういった“バンドの形”や“価格の位置”を見て、「今はどういう場面か?」を判断する力が、トレードではとても重要なのです。
✅ 読み取る力がつけば“武器”になる指標
ボリンジャーバンドは、「バンドに触れたら反発する」という単純なものではありません。 そのときの相場全体の流れやバンドの形の変化を見て、正しく読み取ることがポイントです。
- 時間軸を変更しながらチャートを見比べて相場の流れを読むべし!



なるほど〜、“線”だけ見るんじゃなくて、“今の相場の空気”を感じるのが大事なんだね!



そうじゃ。“価格の声”を聞くつもりでバンドを見てみると、ぐんと上達するぞい。
📈 これだけは覚えておきたい!ボリンジャーバンドのトレード手法



かぶじぃ、ボリンジャーバンドの“形”とか“広がり”が大事ってわかってきたけど、具体的にはどうトレードに使えばいいの?



ふむ、それを待っとった! 今日はわしもよく使う“オススメの手法”を特別に教えてやろう。
✅ ボリンジャーバンドは“正しい型”で使えば強い味方になる
ボリンジャーバンドは、うまく使えばトレードでとても頼れる“相棒”になります。 特に、再現性が高く、初心者でも使いやすい型があります。
- 長期足の時間軸でトレンドが発生している
- 基準足の上昇トレンド第二波が調整に入っている
- スクイーズが発生中である
- 前日の終値がボリンジャーバンドの+2σにタッチしている
✅ “反発”だけでは勝てない。相場の流れに乗ろう!
ボリンジャーバンドというと、多くの初心者が「−2σに触れたから買い」「+2σに触れたから売り」といった逆張りの発想に偏りがちです。 でも実は、それだけでは相場の動きについていけません。
相場の大局に従ってトレードすることを心がけましょう。逆張りでのエントリーは、時として一気に大局に飲み込まれて大きな損失を生むリスクがあるため注意が必要です
一方、順張りでは上手くいけば、さっき説明したバンドウォークの波に乗って利益を伸ばすことが可能となります。
✅ ボリンジャーバンドと併用すると効果的!?3つのテクニカル指標とは?
ボリンジャーバンドに併用して使用すると効果的なテクニカル指標3つをご紹介しましょう。
- MACD
MACDは、2本の移動平均線の差からトレンドの強さと転換点を見つける指標です。
シグナルとの交差で「買い」「売り」のタイミングを判断します。 - 出来高
出来高とは、一定期間内に取引された株式の数量を表す指標で、市場の活発さや注目度を示します。
多いほど売買が盛んで、価格変動の信頼性も高まります。。 - 5%b
5%bとは、ボリンジャーバンドの中で現在の価格がどの位置にあるかを示す指標です。
値が1なら+2σ、0なら−2σに位置し、0.5はミドルバンドにあることを意味します。
✅ 適切なエントリーポイントを覚えれば“自分に合った勝ち方”が見えてくる
ボリンジャーバンドは、「正しく読み解いて」「正しい場面で」「正しい使い方をする」。 この3つの条件がそろえば、初心者でも十分に武器にできます。
最初からすべてのテクニカル指標を覚えなくても、ひとつでも使いこなせるようになれば大きな一歩。
あなたのトレードスタイルに合う“型”を、まずはひとつ見つけてみましょう。



デモトレード試してみて、反復で確認するのがポイントになりそうだね!



その通りじゃ。焦らず、ひとつずつ試してみることが上達のコツじゃ。
⚠️ よくある失敗と注意点



かぶじぃ、ボリンジャーバンドを逆張りで買いでエントリーしてみたら、逆に下がって損しちゃったよ…



うむ…それは“典型的な失敗パターン”じゃな。実はボリンジャーバンドには“誤解されやすい罠”があるんじゃ
✅ 間違った使い方をすると、ボリンジャーバンドは逆効果になる
ボリンジャーバンドはとても便利な道具ですが、“正しく使う”ことが大前提です。
間違った知識で使ってしまうと、思わぬ損失を生む原因になります。
多くの初心者がやってしまうのが、反発を前提とする単純な判断でエントリーしてしまうことです。
- 安直な「−2σに触れた=買い」のみのエントリー
- 安直な「+2σに触れた=売り」のみのエントリー
反発(逆張り)のエントリーを判断するのであれば、他のテクニカル指標の併用や全体のトレンドの流れを読んでから実施すべきと理解しましょう。
✅ 「反発するはず」という思い込みが危ない
たしかに、バンドにタッチすると“行きすぎ”の可能性があります。
でも、実際の相場はもっと複雑で、バンドに触れたあとそのまま突き抜けていくこともよくあります。
たとえば、+2σに沿って価格が上がり続ける「バンドウォーク」状態では、逆張り(売り)をすると痛い目に遭います。
このとき、「反発するはず」と思い込んで売ると、どんどん上がっていく価格を見ながら含み損に悩まされてしまいます。
これからトレードを勉強して初心者を卒業していくためには、「相場を正しく読み解くこと」の力が必要不可欠です。相場の間違いを疑うのではなく、自分の判断の誤りを自分自身で疑うことが重要になってきます。
✅ よくある3つの失敗パターン
- バンドタッチ=即エントリー
→ 確証がないまま入って、すぐ逆行。トレンド中なら特に危険。 - スクイーズ(収縮)を見逃す
→ 「そろそろ動くサイン」を見落として、出遅れてしまう。 - 他の指標を使わない
→ ボリンジャーバンドだけで判断すると“だまし”に引っかかることが多い。



うう…心当たりありすぎるかも…



ふぉっふぉ、それに気づけた時点で立派な一歩じゃ!
✅ “相場の状況”を見極めてこそ、ボリンジャーバンドは真価を発揮する
大切なのは、“いつ使うか”を見極めることです。
同じ指標でも、場面が違えば“意味”も“使い方”も変わってきます。
ボリンジャーバンドをうまく使うには:
- 相場がレンジなのか、トレンドなのかを判断する
- 他の指標(RSIやMACDなど)と組み合わせて確認する
- エントリーの前に「根拠」があるかを自分に問いかける



“線に触れたから”ではなく、“今の相場でこの動きは自然か?”と考えるんじゃ



うん、ボクも“自分で考える”クセつけるようにするよ!
✅ 実際のチャートで見てみよう(過去の実例)



かぶじぃ、説明はだいぶ分かってきたけど…やっぱり実際のチャート見てみたいな〜



うむ、それが一番じゃ。“百聞は一見にしかず”とはよく言ったものじゃな!
✅ ボリンジャーバンドの理解は“チャートを見て体感”することで深まる
ボリンジャーバンドを本当に理解するためには、実際のチャートで価格とバンドの動きを見るのが一番です。
「反発しそうな形」「トレンドが続きそうな形」「動き出す直前の形」などを目で見て覚えることで、トレードの“経験値”になります。
✅ 理論だけでなく“視覚的に感じる”ことで記憶に定着する
たとえば、−2σにローソク足が触れたあと、ヒゲをつけて反発した──そんな場面を何度も見ていると、「あ、これは見たことある形だ!」と気づけるようになります。
これは理屈だけでなく「感覚」も育てるという意味でとても大事です。
チャートの流れを何度も目で追うことで、“読む力”が自然と身についていくのです。
✅ 実際のチャート画面で確認してみよう!
上位足の週足で相場の流れを確認
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基準足の日足でエントリーポイントを探る
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✅ チャートを“見て慣れる”ことが使いこなす第一歩
チャートを何度も見ていると、同じような形が繰り返し現れていることに気づきます。
そうした“再現性のあるパターン”こそが、トレードにおける「勝てる型」なのです。



へぇ〜!図で見ると、なんだかゲームの“敵の動きパターン”を覚えるみたいだね!



そうじゃ、それと一緒じゃよ。見て、覚えて、動けるようになる。それが勝ちトレードへの道じゃ
実際にあなたが使っている証券会社のツール─たとえば「HYPER SBI 2」でも、ボリンジャーバンドは簡単に表示できます。
📌 【実用ヒント】HYPER SBI 2での表示方法(簡単ステップ)


- テクニカル設定から「ボリンジャーバンド」を選ぶ
- チャートを開く(5分足・日足など)
- 設定値は「期間20・偏差2.0」が基本
- 線の色や太さを調整して、見やすくカスタマイズ
自分好みの画面にレイアウトしてみよう!
まずはあなたの使いやすい時間軸(5分足 or 日足)で、「+2σに沿って進む」「−2σで跳ね返る」など、 さまざまなチャートの動きを見てみましょう。
【まとめ】ボリンジャーバンドは“相場の空気”を読む最強ツール!
ボリンジャーバンドは、ローソク足と一緒に表示することで「今、相場が広がってるのか?縮まってるのか?」を教えてくれる、とても便利なテクニカル指標です。
反発をねらう「逆張り」だけでなく、トレンドに乗る「順張り」や、動き出す前の“もみ合い”からのブレイク判断にも使えます。
特に初心者のうちは、「バンドに触れたからすぐ買う・売る」ではなく、**“状況に合わせた使い方”**を身につけるのがポイントです。
また、チャートを何度も見て、「この形、前にも見たぞ!」というパターン認識力を育てることが、トレードで勝ち続けるための近道になります。
✨ 最後に一言:かぶまるのミニ日記 ✏️
「ボリンジャーバンドって、グラフの線だけじゃなくて“気持ち”まで読めるみたいでスゴい!
今日からボクも、バンドウォークを見逃さないようにするぞっ!」
— かぶまるより📘
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